ねおでっど日記

間違いなくたぶん、個人の主観です

WidekはSpaceでHorizonの夢を見る

Journey to the Stars

Widek「Journey to the Stars」★★★★☆

 

私が昨年度、上半期No.1に推した前作「Outside the  Universe」から1年経たないうちにWidekの新作がリリース。

なかなか多作な人物である。

 

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今回はゲストミュージシャンも多勢であり、何と言っても注目はScar SymmetryのPer Nilsson(Gu)が参加しているところ。

何を隠そう、私が昨年度、下半期No.1に推した作品がScar Symmetryだったからだ。

 

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その他、前作でもお馴染みのGru、Sithu Ayeに加え、Plini、Owane、Ricky Davenportのほか、Scale The SummitのChris Letchford(Gu)までもが参戦するという素晴らしいラインナップに、正直驚きを隠し切れない。

これは前作「Outside the Universe」の評価が相当に高かったことを如実に証明するトピックである。

 

気になる中身だが、前作が16曲収録(56分)なのに対して、本作は12曲収録(46分)ということで外見上のボリュームはダウンしてしまったが、その分コンセプチュアルな音楽性は前作よりも増している。

特徴的な泣きのメロディも健在だが、それを彩るリフワークにも工夫が見られ、これは多くのゲストミュージシャンとの相乗効果という側面もあるだろう。

 

ただ、そのアートワークからも想像出来る通り、果てしなく前作の延長線上にある作品なので、前作を聴き込んだ私のような人間にとっては少々食い足りなさが残る。

加えて前作では色濃かったシューゲイザー的要素が後退してしまっているのも気になってしまった。

6曲目の「Space Horizon」のように、終始クリーントーンのアルペジオで攻める静かな楽曲が多くても良かったような気がする。

 

とはいえ、Djentという一般的には聞き慣れないサブジャンルをここまで分かりやすく市場に提供したケースも、他にあまり見当たらないのではないだろうか。

テクニカル至上主義に捕われることなく、努めて楽曲のクオリティを重視するその姿勢は、必ずや今後のWidekの将来を保証するものと言えよう。

ギターという古典楽器にも、まだまだ伸びしろがあることを示した好盤である。

 


Widek - Journey To The Stars (Full Album) - YouTube

 

 

Journey to the Stars

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