ねおでっど日記

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ブレイク寸前、Dwntwn

Dwntwn

Dwntwn「Dwntwn - EP」★★★★★

 

アメリカはLA出身、Jamie Lefflerという女性Voを擁するインディーロックバンド、Dwntwn。

2010年から活動を開始し、これまでに「Cowboys - EP」(2012年)、「The Red Room - EP」(2012年)を発表しており、本作「Dwntwn -EP」は2014年にリリースされたものだ。

2016年の今年、恐らく1stフルアルバムの発表が予測されるため、早めにこちらでも記事にしておきたい。

 

ここ数年におけるアメリカのインディーロック勢の勢いは凄まじく、もちろんこれはR.E.M.の時代から続く正統な歴史の系譜だが、特にWalk The Moon、Foster The People、OK Goなどは我が国でも幅広い人気と知名度を得たアーティストだと思う。

裏を返せば、この手のジャンルは激戦区の様相を呈しており、バンドの芽が出るかどうかは楽曲の品質はもちろんのこと、時代性を読み取ったスタンス及び効果的なプロモーション戦略が求められているように思う。

 

当初、Dwntwnの音楽性はElectronicな要素が濃く、どちらかというとシンセポップバンド的な立ち位置であり、女性Voということもあってある種Ellie Gouldingの二番煎じ的な雰囲気を醸し出していた。

ところが、この「Dwntwn - EP」では一転、Electronicな要素が大幅に後退し、Birds Of TokyoやGypsy & The Catのように、バンドとしてのアナログサウンドが前面に押し出され、結果的にこれがDwntwnの価値を一気に押し上げたと思う。

 

特にオープニング曲でもある「Til Tomorrow」は会心の出来となっており、AメロとBメロにおけるコード進行の対比、そして男女混成ツインボーカル風の仕掛けが大成功しており、彼らの現時点での代表曲と言っても過言ではない。

続く2曲目、Of Monsters and Men風に牧歌的なアレンジを効かせた「Missing You」も全く違和感がなく、スっとリスナーの懐に入り込んでくる親しみやすさはこれまでのDwntwnにはあまり見られなかった要素だ。

その他、Mystery JetsのようなUKバンドかと見紛う雰囲気の「Skins」、Say Lou Lou顔負けのドリームポップソング「Heroine」、そしてUlrich SchnaussやSeoulのような耽美的インストナンバー「Blankets」で締めるという珠玉の5曲入りEP。

もはやこれはフルアルバムに匹敵するほどの価値があるのではないだろうか。

 

1つ明快に結論が出たこと、それはバンドサウンドであればあるほど、Jamie Lefflerのファルセット気味な美声がより魅力的に映えるという点だ。

Dwntwn自身がこの点に気付けたことは、今後の展開も含めて、とてつもないアドバンテージになることだろう。

 

ちなみに、Electronicな要素全てが消えたわけではなく、あくまでもバンド本体を後方支援するような陣形となっている。

例えばThe 1975がそうであるように、Electronic要素の効果的な活用は、バンドサウンドに多大な恩恵をもたらすものである。

(Dwntwnは過去にThe 1975の楽曲をカバーしているため、この辺は当然に意識しているであろうと思われる。)

 

冒頭でも述べた通り、恐らく今年に何らかのアクションがあってもおかしくない状況だ。

ひとまず、Dwntwnの動向に注視しつつ、今年も良質なインディー系バンドと出会えることを願う。

 


DWNTWN - Til Tomorrow

 


D W N T W N - The 1975 "Chocolate" (cover)

 

 

Dwntwn

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Dwntwn - EP

Dwntwn - EP

  • DWNTWN
  • インディー・ロック
  • ¥750