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【HR/HM】フォークメタルの真打ち登場、Tengger Cavalryの圧倒的なモンゴル感!【HR/HM】

テンガー・カヴァルリー『鮮卑 (せんぴ)』【完全生産限定スペシャル・プライス盤CD(日本盤限定ボーナストラック2曲/日本語解説書封入/歌詞対訳付)】

Tengger Cavalry「Cian Bi」★★★★☆

Tengger Cavalryは中国人コンポーザーNature Ganganbaigalが中心となってニューヨークで結成され、2010年に1stアルバム「Blood Sacrifice Shaman」にてデビュー。

続く2012年に2ndアルバム「Sunesu Cavalry」を発表、そこから間をおいて2016年には2枚のフルアルバムとなる3rd「Cavalry in Thousands」と4th「Ancient Call」を発表。

2017年にも5th「Die on My Ride」を発表するなど、溢れんばかりの製作意欲には頭が下がります。(1年に2枚は出し過ぎのようなw)

そして満を持して、2月21日に6thアルバムとなる「Cian Bi」がリリースされました。

いかがでしょうか。

ビジュアル的にも、かなりの衝撃です。

以下、HMVより記事を抜粋します。

TENGGER CAVALRY 日本デビュー!|中国・北京出身のフォークメタル・バンドが日本デビュー!|HMV&BOOKS online

・モリンホール(いわゆる馬頭琴)に口琴といった楽器、ホーミーと呼ばれる倍音唱法。普段メタルの世界ではなかなかお目にかかることのない要素が、ふんだんに取り込まれている

・オルティンドーなどのモンゴルの民謡は、日本の民謡に非常に近い部分があるため、テンガー・カヴァルリーの奏でるフレーズは、私たち日本人の耳には非常に馴染みが良い

21世紀版蒙古襲来とでも言うべき原始的衝動あふれる彼らのスタイルこそ、メタルが本来あるべき姿を体現

・半端ない違和感こそ、彼らの武器

HMVの中の人も、やや興奮を抑えられないような論調ですが、冷静に聴いてみると各楽曲ともに、よくまとまっていると思います。

そもそも、こうした民族的&民謡的要素を取り入れるバンドは枚挙に暇がありません。

国産ですと、今から30年前のGargoyleあたりは真っ先に思い出すところであります。

檄(ふれぶみ)

檄(ふれぶみ)

 

僕が厨房時代、まさに中学2年生あたりに聴きまくっていた音ですが、そのエキゾチックな音階を多用したアレンジには、心底心酔した記憶があります。

(周りはXばかり聴いておりましたが、、、もちろんXも大好きですハイ)

また、2000年以降に火が点いた、Korpiklaaniを筆頭とするフォークメタル勢の隆盛も記憶に新しいところです。

荒野のコルピクラーニ

荒野のコルピクラーニ

 

このフォークメタルですが、ヨーロッパ出身のバンドはケルト民謡やヴァイキング要素を取り入れたり、中にはブラックメタルとの親和性を図るバンドもおりましたが、アジア勢ではChthonicのように、二胡や尺八などの伝統的な古典楽器を採用し、母国である台湾民謡の音階をアレンジするなど、バンドの出身地によってバックボーンとなる文化に違いがあり、これは地理的及び歴史的な背景から考えてもなかなか面白いサブジャンルに発展していると思います。

Takasago Army

Takasago Army

 

さて、ここで話を戻しますが、Tengger Cavalryのサウンドルーツはモンゴル民謡で間違いないと思われます。

モリンホールやホーミーなど、モンゴルを代表する文化ですからね。

最新作のアルバムでは、特にこの曲が分かりやすいと思います。

元々が1曲3~4分のコンパクトなアレンジを得意とするバンドですが、最新作となるこの「Cian Bi」においては2分台の曲もあり、さすがにちょっと淡泊な気もします。

一般ウケを狙ったのか、以前のような独特なアクの強さも控えめのような。。。

せっかくの最新作を取り上げておいて失礼千万ですが、個人的には過去作の「Ancient Call」(4作目)をお勧めしておきます。

Ancient Call

Ancient Call

 

2016年発表の過去作品ですが、巧妙なアレンジ、そしてサウンドプロダクション等も考慮すると、Tengger Cavalryにとっての最高傑作と言えるのではないでしょうか。

とりあえず、普段から陰陽座などを聴いている方はぜひともチェックお願いしますね。

金剛九尾

金剛九尾

 

ひとまずは、日本正式デビューをお祝いしたいと思います。

そもそも楽曲がコンパクトになるということは、それだけシンプルな構成になるということです。

僕としてはもっと多くのプログレッシブ要素を加えてもらって、演奏技術的な部分でもファンを魅了して欲しいと思うのですが、いかがでしょうか。

この辺は僕自身が長年に渡ってHR/HMを支持し続けておりますので、感想が偏ってしまい、誠に申し訳ないところです。

現場からは以上です。

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  • アーティスト: テンガー・カヴァルリー,ネイチャー・ガンガンベイガル,アレックス・アバエフ,ザキ・アリ,ボルジギン・チニーレッグ,ウルジュムレン・デ,フィリップ・ニュートン
  • 出版社/メーカー: ワードレコーズ
  • 発売日: 2018/02/21
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