ねおでっど日記

間違いなくたぶん、個人の主観です

【新世代インダストリアル】Rave the Reqviemの「The Gospel of Nil」が傑作である理由

Gospel Of Nil

Rave the Reqviem「The Gospel of Nil」★★★★★

今宵はスウェーデン出身、ジャンル的にはインダストリアル・メタルに属する5人編成バンド、Rave the Reqviemをご紹介します。

まずは、PVの方からチェックしていきましょう。

一聴してCelldwellerを想起させるような、サイバーゴスな側面も見せるバンドですが、基本はHR/HM分野に精通した趣きであることが分かります。

特にサビ部分において女性Vocalを上手く配置することで「静と動」の境界線が際立ち、加えて美旋律が主体となっていますから、例えばAmarantheやIn This Momentのような生粋の親しみやすさがあるのは否めない事実です。

こうした女性Vocalの効果的な演出については、ドイツのバンパイアEBM、Blutengelにも共通するところであります。

(以下、参考にBlutengelのPVと過去記事も掲載しておきますね。)

さて、Rave the Reqviemの新世代インダストリアルとも言うべき音楽性は、すでに1stアルバムで確立されているのですが、この2ndアルバムでは楽曲はもちろんのこと、サウンドプロダクションも格段に向上していますので、まずは本作から聴いて頂くのが良いかもしれません。

個人的には全曲気に入ってますが、特に「Azalea」や「I Hold The Sceptre」「Illvsion Shaper」などのスピード感あふれる様式美アレンジは、HR/HM好きにとっても最高に心地良い部類です。

ミドルテンポやバラード調の楽曲でもコンセプトはしっかりと堅持されており、バンドとしての芯がブレていないことは甚だ好印象。

時折、PendulumやVoiciansを彷彿とさせるような場面もあったりするので、このインダストリアルという言葉に抵抗がなければ、ぜひともチェックしてみて欲しいです。

僕自身、古くはNine Inch NailsやMinistryからKMFDM、Marilyn Manson、Ramstein等々でインダストリアルの洗礼を受けてきた者ですが、本作を聴いて、このジャンルにはまだまだ伸びしろがあることに気付かされました。

加えてこれはRave the Reqviem特有だと思いますが、微かに香るEBMやゴシックな雰囲気もインダストリアルとの相性が抜群であり、加えて北欧出身らしい美旋律も存分に味わえますので、リスナーとしてはこれ以上何も言うことはありません。

ここまで持ち上げてしまうと、何となく次回作へのハードルが上がった気もしないでもないですが、それはともかく、日本でも知名度がもっと上がって欲しいと素直に思えるバンドです。

そのビジュアル含めて、サイバーパンクカルチャーとの親和性もありそうですし、今後の活動に注目したいですね。

The Gospel of Nil - Revised Standard Version

The Gospel of Nil - Revised Standard Version

 
The Gospel of Nil - Revised Standard Version

The Gospel of Nil - Revised Standard Version

  • Rave The Reqviem
  • オルタナティブ
  • ¥1500

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