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【Wave】Cardhouseのデビューアルバムが音楽史に残るぐらいの傑作だった件

City Blur [Explicit]

Cardhouse「City Blur」★★★★★

UKのプログレッシブ&オルタナ系バンド「Anathema」のドラム&キーボード担当でもあるDaniel Cardosoが全編Waveなソロプロジェクト作品を発表。

これがもう、凄い。

言葉を失うぐらいに凄い作品です。

ElectronicとRockの垣根を超えた、歴史に残る傑作とも言えます。

あまりにも出来が良すぎて興奮冷めやらず、、、まずはPVからご覧ください。

音塊は打ち込みが主体でElectronicを基調としながらも、そのアプローチは限りなくIndie Rock的。

(FB公式には「electronic/ dark indie/ alternative」とあります。)

何よりも一聴して分かるのが「引き算発想」で作られた楽曲であること。

この辺はColdplayやKeaneなどにも通じる、ベテランならではの戦略性の高さを感じます。

加えて情緒あふれる展開が日本の「侘び寂び」感に通じるものもあって、居心地の良さはトップクラス。

思わず情景が描写されるような、シネマティックな世界観に脱帽です。

City Blur [Explicit]

City Blur [Explicit]

 

そして記念すべきデビューアルバムはボートラ含めて全15曲の大作。

各楽曲のクオリティの高さはもちろんですが、加えて全体の構成も素晴らしく、まるで映画サントラのようにコンセプチュアル且つ、コンティニュアスな流れです。

1曲目からクライマックス感がハンパないのですが、「Forgotten」や「Unintentional」「See-Thru」などスローでメロウな楽曲が多く、もはやエモーショナルの権化のようなアルバムです。

思えばElectronicとRockの共生は古くから1つのテーマだったと思いますが、Cardhouseは2018年の最適解を本作で示したと思います。

EDMで飽和したElectronicな今のシーンに、一石を投じた内容であること、これについて一切の異論はありません。

以前書いたYoe Maseの記事とも重複しますが、エモーショナル&ユーフォリックという要素が有効な手段であるのは、どのジャンルでも同じです。

Cardhouseもそれを上手く実践して体現していました。

実のところ、昨年ぐらいからUKで勃発した新ジャンル「Wave」にも通じているのは間違いないと思われます。

タイトルの「音楽史に残るぐらいの傑作」という意味は、つまり新たなジャンルを開拓したという意味でもあります。

ふんだんにエモい楽曲が中心ですが、時折「えぐ味」のような成分もあり、それが独特な中毒性を生んでおり、Wave系アーティストとしての将来性も強く感じさせる内容です。

 

水清ければ魚棲まず。

 

ぜひこの新食感、お試しあれ!

City Blur [Explicit]

City Blur [Explicit]

 
City Blur

City Blur

  • Cardhouse
  • オルタナティブ
  • ¥1500

 

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