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【Electric】Chicane待望のニューアルバム「The Place You Can't Remember, The Place You Can't Forget」について

The Place You Can't Remember, The Place You Can't Forget

Chicane「The Place You Can't Remember, The Place You Can't Forget」★★★★★

2018年6月8日、Chicaneがニューアルバムを発表しました。

2014年の「The Whole Is Greater Than The Sum Of Its Parts」以来、4年ぶりです。

果たしてその気になる中身は、往年のバレアリック路線を踏襲したChicaneそのものでした。

これは古参ファンにとっても待望の作品と言えるのではないでしょうか。

モダンなDeep Houseというか、Future Houseっぽい曲も紛れ込んでいるものの、全体の世界観は破綻せず。

徹頭徹尾、どこを切り取っても流麗なChicane節がきらきらと波間に輝いています。

前作「The Whole Is Greater Than The Sum Of Its Parts」の内容にはかなり不満があって、当時このブログでも記事にしましたが、そういった懸念を見事に吹き飛ばしてくれました。

もはやベテラン選手のChicaneですが、いやはや流石です。

特に「Gorecki」と「Rainbow」のクオリティは突出しています。

これは最高傑作と名高いアルバム「Giants」に匹敵するほどです。

特に「Rainbow」はアンビエントに近い趣向ですが、ぜひチェックしてみてください。

Chicaneの楽曲はシンプルで奥行きのある構成が特徴的です。

本作は特に引き算志向が強く、無駄な音色が極力排除されています。

逆に考えると、ド派手なEDMやUpliftingなTranceからすると、多少の食い足りなさは感じてしまうかもしれません。

けれど、Chicaneはデビュー当時からこのスタイルなんです。

時折、いたずらっ子のようにEDM路線に走ったりする時もありますが、それでも芯にブレはありません。

日本の夏、TUBEの夏、Chicaneの夏。

タイミング的にもナイスな時期にリリースしてくれました。

Thank you, Mr.Nicholas Bracegirdle!

The Place You Can't Remember, The Place You Can't Forget

The Place You Can't Remember, The Place You Can't Forget