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Cyberpunk DJ/Photographer, Galatea Production CEO

【レポート】Melodic Memories'2018の準備から撤収までを完全ドキュメント!【#MMOITA2018】

はじめに

2018年9月1日土曜日、大分県の長崎鼻ビーチリゾートにて「Melodic Memories'2018」を無事開催出来ましたことをまずはご報告いたします。

ご来場のお客様、関係者各位、誠にありがとうございました。

当日は雨予報が的中しましたが、次第に夕方から晴れる予報も大当たり。

気温も下がり、夏フェスとはいえ、快適に過ごすことが出来ました。

 

この記事では、当日はもちろん、そこに至るまでの経緯なども掲載し、自ら今後の参考に役立てたいと思っています。

ドキュメント形式なので長文になるかと思います。

当日、僕がプレイしたDeep TranceなDJ MIXでも聴きながらまったりどうぞです。

4月

・Melodic Memoriesを今年も真玉海岸で開催することを決定。

・コンセプトは風景とマルシェとダンスミュージックの融合。

・「エモ」そして「インスタ映え」がテーマ。

・日時は9/1の土曜日、場所はSOBA CAFE ゆうひ。

・DJ出演者のブッキングを開始。

・音響機材の手配。

・スタッフ、責任者の人選。

5月

・マルシェ出店エリアなどで、真玉海岸のキャパの問題が浮上。

・開催地を真玉海岸から長崎鼻ビーチリゾートに変更することが決定。

・それに伴い、自治体への開催許可申請や地元自治会への挨拶周りなどが急務となり、開催に向けてスタッフがそれぞれ動き出す。

・同時進行でフライヤー&ポスターのデザインをEternal Design Officeに発注。

・マルシェ出店者の募集を水面下で開始。

・DJ出演者が主催のNEODEAD含めて5名に内定。

・DJブースとなるドームテントを発注。

・企画書を持って地元企業へ営業開始。

6月

・開催実現に向けて地元自治体・地域との交渉が一進一退。

・各スタッフの役割及び責任者が決定。(全体統括:NEODEAD、マルシェ担当:Ayane、現場設営担当:Rengo、行政・地域対応:Daichi)

・入場無料のイベントのため、収益の問題についてスタッフ内で随時意見交換。

・野外フェスに伴うトラブル対応についても議論。(例:救護係や監視員など)

7月

・行政より開催許可が下りたため、正式告知を開始。

・フライヤー&ポスターのデザインが完成、各地域で1000枚を配布へ。

・マルシェに出店する参加者がほぼ決定。(この時点で約30店舗)

・現場にてDJブース及びマルシェ出店位置、導線の試行錯誤。

・主催側でドリンクを準備し、販売することを決定。

・ドリンクバースタッフの確保及びバーカウンター設営の準備。

・MM公式Tシャツの作成に着手。

8月

・現場にて各ブースの配置、導線などを最終決定。

・照明や松明、ペットボタルなど、会場内デコレーションの準備。

・飲食物提供のため、保健所に開催要項を届出。

・火器の取り扱いがあるため、消防署に申請。

・駐車場係など、ボランティアスタッフの募集。

・告知や宣伝の一環として地元FM局に生出演。

9月1日 11:00

・雨模様の中、設営開始。(ビーチハウスやドームテントは前日までに設営済み)

・この時点で5件ほどの出店者がキャンセル。(雨天のため、主に雑貨系)

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この日は午前中から雨。

9月1日 13:00

・DJブース及び音響の準備が整う。

・ドームテントに関してはオブジェの取付を開始。

・マルシェ出店者が次第に集まり始める。

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ドームテントが完成。ここからさらに竹細工をちりばめます。

9月1日 14:00

・DJ出演者が全員到着、すぐにサウンドチェックを実施。

・次第に雨が上がりはじめる。

・消防署員が現場に到着。消火器のチェックなど安全確認。

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次第に天候が雨から曇へ。

9月1日 15:00

・定刻通り、イベントスタート。

・始まってからは完全に雨が上がる。

・お客さんが少しずつ集まり始める。

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オープニングを担当したDJ Avill。

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DJブースを中心に広がるマルシェゾーン。

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キッシュやスイーツの数々。

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アメリカンなピアスなどのアクセサリー。

9月1日 17:00

・突然、天候が急変し、突風が会場内を襲う。

・スタッフがすぐに土嚢の準備に走り、各テントが飛ばされないように補強。

・突風が吹き荒れたのは15分程度。特に被害もなく、イベントは続行。

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ビーチハウスではテキーラも提供。

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2番手、DJ NECOによるバレアリックなプレイ。

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福岡の糸島より出店。豊後高田産の蕎麦を使ったスコーン。

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ペットサロンによるペット関連グッズのブースも。

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会場では犬連れの方も目立ちました。

9月1日 19:00

・日没とともに、各出店ブースのライトアップ作業が完了。

・ビーチハウス、ドームテントにも照明を投入するも、途中ブレーカー落ちのハプニングが発生。5分ほどで復帰。

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会場内を電球でライトアップ。

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DJ Barbie(Kulage)によるエモーショナルなプレイ。

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「エモ」&「インスタ映え」な夕焼けも。

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DJ Stanllie(Kulage)、圧巻のTechno Set!

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地元アーティスト、MAKEYによるライブペイントも開催。

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アジアンな夜市のような雰囲気に。

9月1日 21:00

・定刻通り、イベント終了。

・天候も完全に回復。

・全てのエリアで撤収作業及びマルシェの売上金(10パーセント)回収作業を開始。

・DJブースのドームテント、砂浜のビーチハウス以外は撤収へ。

・撤収後は会場内のビーチカフェにてBBQとチルアウトDJ Setがスタート。

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トリはNEODEADによるDeep Trance Set!

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竹細工のオブジェに蝋燭も加わって幻想的な雰囲気に。

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イベント終了後はチルアウトへ。

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現場では0時頃に解散となりました。

9月2日 9:00

・ドームテントや竹細工オブジェの撤収作業を開始。

・会場内のゴミ拾いと現状復帰作業。

9月2日 11:00

・撤収完了につき、MM'2018、完全終了。

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お疲れ様でした。

感想

雨という天候は想定内でしたが、途中に突風が吹き荒れた件は想定外でした。

スタッフがすぐに土嚢の準備をしましたが、それでも人は足りず、しかしながら各出店者やお客さんまでがお互いに協力し合い、このトラブルを回避出来たのはとても印象に残っています。

 

元々、僕の周りにいる仲間は人間的に優しい人が多く、僕はこの優しさのヴァイブスというか、グルーヴというか、それとも波動と表現するべきでしょうか、つまりこの「優しさ」がリンクしていくフェスになったらいいなあと常々思っていました。

 

そもそも、野外フェスとは自然環境に左右されやすいイベントですから、困っている人がいたら声をかけて助けるという、ある意味で登山的な相互扶助の側面があることも重要なポイントです。

 

今回のMMでは、そうした突然のハプニングによって、会場全体の雰囲気がさらにエモーショナルなものになっていったことは、当時現場にいた方ならお分かり頂けるのではないかと思います。

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MMにとってエモーショナルは必須要素です。

また、イベント終了の翌朝から撤収作業に取り掛かりましたが、会場内は驚くほどゴミがありませんでした。

僕自身もゴミ袋片手に清掃しましたが、数えるほどしかゴミがなかったのです。

イベント中、ゴミステーションをあらかじめ設置していたとはいえ、お客さんの環境意識の高さはもちろん、きちんと分別までされている状況は優しさ以外の何者でもありません。

現場となった長崎鼻ビーチリゾートはロケーション的にも素晴らしかったのですが、今回のMMに来て頂いたお客さんたちも同様に、大変素晴らしかったということを、改めてここにご報告させて頂きます。

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ゴミがほとんど落ちていなかった砂浜。

今後の課題

ひとまず、Melodic Memories'2018というプロジェクトは無事に終了しましたが、今後に向けて、課題は山積しています。

現時点で考えられる点を挙げてみます。

  • スタッフの確保
  • 会場内デコレーションの拡充
  • 複数のDJブースの設置
  • 音響のパワーアップ
  • VJによる映像演出
  • キッズエリアなど子供向けアクティビティーの創設
  • ドッグランレースなどペットカルチャーの拡充
  • ハンドメイド雑貨、ヨガなどのワークショップ開催
  • 収益の安定化

今回は少数精鋭での運営となりましたが、今後は自分たちが楽しむためにも、協力して頂けるスタッフをもっと集めたいと思います。

設営や撤収はもちろんですが、例えば会場内の写真を撮り歩き、それをMMのFacebookやInstagramにupして宣伝してもらうだけのスタッフがいても僕らは助かります。

 

また、入場無料のイベントであるが故に、収益の安定化は最優先事項でもあります。

例えば海外から有名なゲストDJを招くとしても、先立つものがなければ動くことが出来ません。

これについてはクラウドファンディングを活用するなど、模索したいと思います。

おわりに

僕が立ち上げたGalatea Productionの活動方針として「都会では都会でしか出来ないこと、田舎では田舎でしか出来ないことをやろう」というものがあります。

MMに関しては、田舎だからこそ実現出来るフェスだと考えています。

 

具体的には、田舎に点在する高品質な飲食店や個性あふれる作家さんたちにスポットを当てて、さらにクラブでしか楽しめないという固定観念を打破するように、ダンスミュージックをイベントの核にしています。

(音楽についてもっと言えば、よりアンダーグラウンドなダンスミュージックにフォーカスすることで、流行り廃りに左右されないフェスを目指しています。)

 

すでに次回開催を楽しみに待っているというお客さんの声もこちらに届き始めており、これについては本当に主催者冥利に尽きます。

僕としては、規模を拡大するというよりも、1つ1つのクオリティを着実にアップさせて、顧客満足度をさらに上げていきたいです。

 

 

 

余談になりますが、クオリティの上げ方として、今回こちらで用意したドリンクの中でグレープフルーツサワーやかぼすサワー、レモンサワーといったメニューがありました。

それらは全て生の素材を絞って提供しました。

市販の果汁を使えば経費的にも安く済みますし、調達もずっと楽です。

けれども、それで果たしてクオリティが高いと言えるのか、という疑問も残ります。

(同様に、生ビールに関してもエビスをあえてチョイスしています。)

 

予算の都合や時間的な制約がある中で、出来ないことはやっぱり出来ません。

しかし、ギリギリまで、出来る範囲でとことん細部にこだわっていく。

例えばDJの音響機材にしても、より良いケーブルを選んで使うこと。

決してお客さんには見えない部分ですが、そこにこだわることでMMへの信頼性というものが自ずと高まるのではないか、と僕は考えています。

御礼

最後になりましたが、このたびは本当にありがとうございました。

平成最後の夏に、メロディックでメモリアルなイベントが開催出来て幸運でした。

次回の開催はまだ未定ですが、いずれまた、お会い出来る日を楽しみにしています。

 

from NEODEAD(Galatea Production)

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Photo by Astro