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【映画】おそろしく奥行きのないピクサー「メリダとおそろしの森」【ネタバレ感想】

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「メリダとおそろしの森」(2012年)★★☆☆☆

興行的にも不敗神話を誇るピクサー関連の作品ですが、これはイマイチ。

舞台設定からして「ヒックとドラゴン」(2010年公開)に酷似していますし、シナリオにも奥行きが感じられず、何だかスケールの小さい家族ドラマって感じです。

 

例えば、ディズニー関連作品にしても、伏線の回収がお見事だったりしますよね。

劇中において「コロンブスの卵」的な軽いサプライズがちりばめられていることで、各キャラクターへの感情移入も容易になってくると思うんです。

 

本作については、伏線として過去の伝説が張られておりますが、その展開は退屈そのものでありまして、こちらとしてはもう少し風呂敷を広げてくれても良かったのかなと。

どうせならキーマンとなる魔女に何らかの企みを持たせたりとか。

(そうなると今度は「塔の上のラプンツェル」とカブってしまう?)

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とはいえ、致命的だったのはヒロインの相手役となるイケメン・フィアンセを登場させなかったこと。

アニメ映画ってのはね、みんな「夢」を観に行ってるんです。

だからファンタジーってジャンルに区分けされてる。

本作もメリダの結婚話が物語のベースになっているんですから、そこはきちんと王子様を用意してくれないと、観ているこちらも困るんですよ。

 

エンディングにしても、後日談や続編の可能性を全く感じさせないあたり、本当にこれがピクサーの作品なのかと目を疑ってしまいました。

これでアカデミー賞の長編アニメ部門を受賞していますから、いかにその年(2012年)のアニメ映画が不作だったのかを象徴しているようでもあります。

 

願わくば、メリダが魔女に弟子入りして、家族や婚約者と一緒に外敵に立ち向かうアナザーストーリーがあれば、それはそれはぜひとも観てみたいものです。

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