The Sound of Arrows「Stay Free」★★★★★
2011年に「Into The Clouds」でドリームポップ及びシンセポップ界隈に衝撃を与えたスウェーデンの男性デュオ、The Sound of Arrowsが6年ぶりにNewアルバムを発表してました!
2017年秋にリリースされており、今頃になって気付くとは、甚だ自身のアンテナの低さに驚くばかりですが、ひとまず解散してなかったことに一安心。
いや、確か実際にお付き合いしているゲイカップルだったと記憶しているのですが、本当に良かったです。。。
まずは新曲からチェックしていきましょう。
いかがでしょうか。
シネマティックなアレンジ、そして北欧らしい哀愁美旋律といった基本的なコンセプトは変わらず、サウンドプロダクションも向上させて、全体のクオリティが格段にupしております。
これはもう、最近のColdplayやThe 1975のようなアンビエント&エレクトロニカ要素をちりばめたバンドが好きな人にもお勧めしたいところですね。
(もちろん、Say Lou LouやGypsy&The Cat、DWNTWN、Day Wave、Satchmodeなど、この手のジャンルが好きな人は何も言わずにポチってください!)
ちなみに前作のデビューアルバムもそれはそれはファンタスティックな出来栄えなのですが、特にFear of TygersのRemixが素晴らしく、最近元気なシンセウェイブ界隈でも語り草となっています。
さて、本作は「Moment in the Sun」や「Another World」のように土着的で民謡的な雰囲気の楽曲もちょいちょい収録されておりまして、北欧アーティストとしての成熟さというか、文化的な奥行きを感じさせる内容にも仕上がっています。
久方ぶりの新作ではありますが、この6年間のブランクは彼らにとって決してマイナスではなかったんだ、と思わせるほどの多幸感に満ちた作品です。
Elton JohnやPet Shop Boysからの歴史的参照(音楽的ルーツ)という意味でも、とても意義のある作品だと思いますので、普段からエレクトロニック・ミュージックが好きな方はお見逃しのないように。