Lenny Kravitz「Raise Vibration」★★★★☆
レニクラにとって11作目となるアルバム「Raise Vibration」がリリースされました。
もうね、これめっちゃ良いです。
適度に脱力した感じもあって、尚更そのFunkyなノリが際立って素晴らしいんです。
特に「Low」の出来は凄いですよ。
M・ジャクソンのシャウトをサンプリングした話題曲でもありますが、歌詞や世界観、サビのコーラス、そしてギターのカッティング含めて、全てがパーフェクト。
僕的には、今年のBest Song of the Yearに内定しました。
PVをご覧の通り、今作もほとんどの楽器をレニクラ自身が担当しています。
デビュー当時からそうなんですけど、相変わらずの多才っぷりにシビれますね。
もはや20年に1人出るか出ないかの才能かと思います。
「Low」以外もアルバム収録曲は高品質なものばかり。
バラード系の「Here to Love」なんて秋の夜長にピッタリではないでしょうか。
同系統の「Ride」も爽やか路線で僕は大好き。
レニクラは現在54歳だけど、こういう牧歌的な雰囲気が似合うようになってきました。
昔みたいな派手さはないんですけど、渋みというか、大人の凄みのようなものを感じます。
強いて言えば、退屈な曲はとことん退屈なのも彼らしいところ。
そこを愛嬌と捉えるかどうかで本作の評価は分かれそうです。
とにもかくにも、近いうちにまた日本に来て欲しいですね!