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CYBERPUNK

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CYBERPUNK

 

サイバーパンクカルチャーとTrance Musicの融合を目指して、2016年に立ち上げたのがGalatea Productionだ。

基本的には年に1度のペースで、クラブイベントの開催などを行っている。

 

公式ホームページは作っておらず、多少のアングラ感を出すために露出も控えめ。

でも、そろそろインスタぐらいは使うべきとの結論に至り、今年から細々とスタートさせてみた。

 

https://www.instagram.com/galateaproduction/

 

このサイバーパンクというジャンルについては、「AKIRA」や「ブレードランナー」といった映画の世界観を参照して欲しい。

ざっくり言うと、舞台は近未来(サイバー)であるけれども、何かが退廃(パンク)しているというイメージ。

僕はそこにTranceというダンスミュージックのカルチャーをぶち込んで、シネマティックな化学反応を起こしたいと思っている。

 

 

DJ活動と並行して、夜の東京を撮り続けているのもその一環。

撮った写真はフォトストーリーとしてブログで公開したり、VJにお願いして僕のDJパフォーマンス時に映像として使ってもらうなど活用している。

サイバーパンク自体、少々掴みどころのないカルチャーかもしれないので、僕なりにその世界観を伝えようと、あの手この手で奮闘しているところだ。

 

 

そもそも、カルチャーとは何だろう。

日本語にすると、文化だ。

じゃあ、その文化って、一体何だっけ?

 

ここで作家・福田恆存の言葉を借りてみる。

彼によると、文化の定義はこうだ。

 

文化といふ言葉は大体二様に用ゐられてゐる。第一は、民族や時代の生活様式を集中的に表してゐる建築、美術、工芸、音楽、文字、教育などを指す。無形文化財、室町文化がそれである。その他は第二の意味に属する。すなはち、進歩的で西洋的でハイカラで、文明開化の響きを有してゐる。しかし、両者ともに間違つている。少なくとも表面的である。では、文化とは何か。エリオットによれば、文化とは民族や時代の「生き方」なのである。ー『日本への遺言―福田恒存語録』より

 

要するに「生き方」そのものが文化であるという考え方。

これはサイバーパンクに限らず、スチームパンクやサイケデリック等ほかのカルチャーにも共通する概念かもしれない。

 

先述したように、サイバーパンクに関しては「近未来であるが故の退廃」がテーマだ。

都市開発から取り残された旧市街地の廃れっぷりや、何もかもがAI化して味気ない近代社会での「生き方」に、僕は強く惹かれる。

 

根底にあるのは、未来は決して素晴らしいことばかりではない、という皮肉が入り混じった社会批評。

例えば、サイバーゴスのファッションにおいて、ガスマスクが使われるのは、大気汚染や原発事故といった「環境破壊に対する社会批評」という側面があったりする。

 

僕はそんなアンチテーゼの類いを、ダンスミュージックという享楽的な要素で相殺していくことを思い付いた。

果たして、それが「Galatea」の存在価値ではないかと思う。

 

しかし、まだまだ知名度は低いし、そもそも開催ペースが年に1度なので、日本のクラブシーンでもマイノリティであることに間違いはない。

ただ、音楽を聴覚以外の要素で表現すること、そしてカルチャーを発信するという行為は、僕の昔からのポリシーでもあるので、今後も継続を目標に頑張っていければと思う。

 

現在、今年の開催に向けてアジャストしている真っ最中。

僕の見ている景色が、少しでもお客さんに伝わるといいな。