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【Pops】ポップカルチャーの寵児、Post Maloneが史上最高にエモい最新作「Hollywoods’s Bleeding」を発表!

Hollywood's Bleeding

Post Malone「Hollywoods’s Bleeding」★★★★★

突然ですが、ポップミュージック(=ポップス)って何でしょう?

老若男女問わず、分かりやすいもの?

はたまた、巷や世間一般で広く流行っているもの?

どちらも正解です。

古来より、ポップスが大衆音楽を指しているのはご存知の通り。

さらに突っ込んで言えば、売れる音楽は時代を反映しているという側面もあります。

これを逆に考えれば、時代が求めた音楽という言い方も出来ますよね。

 

別にアメリカに限ったことではありませんが、ポップスの音楽性は常に流動的です。

北米におきまして、古くはMTVを起点としたハードロック系のバンドが流行ったかと思えば、NirvanaなどのグランジやMy Chemical Romanceなどのエモが跋扈した時代もあり、そして何よりもラップを代表とするブラックコンテンポラリーの隆盛、、、からの~、ヨーロッパを起因とするEDM系のBigroomな席巻もありました。

これらは全て、時代(大衆)が欲した音楽であり、ビルボードに代表されるように、その時代ごとにヒットチャートが形成されてきたわけです。

 

さて、近年はEDMの勢いが落ち着いてきたところに、カウンターのように滑り込んできたのが、Trapを起因とするブラックコンテンポラリーへの回帰現象があります。

特にラップミュージックの新たな潮流と、インディーロックなどLo-Fi系バンドの台頭が、現在の北米チャートミュージックの面白い特徴とも言えます。

しかしこれは初めて見る光景ではなく、どの音楽にも歴史的な参照が必ずあって、特にアメリカ本国におけるブラックコンテンポラリーとカントリーミュージックの地殻は、とても広大であり、その歴史についても相当な厚みがあるわけです。

 

要するに、その2つのカルチャーを参照して作られた音楽は、少なからずアメリカという土地ではヒットしやすい要素を持ち合わせている、ということが言えます。

Taylor SwiftやKaty Perryはもちろん、Aviciiも、、、おっと、長くなりそうなのでこの辺の詳細は割愛します。

ちなみに、本日取り上げる、Post Maloneもそのうちの1人です。

(彼の詳しいプロフィールは以下のページでご確認ください。)

記事タイトルにもありますが、本作「Hollywoods’s Bleeding」はPost Malone史上、最高にエモい作風となっています。

このエモさを時代が求めたのか、それとも彼が時代に合わせたのか、鶏が先か卵が先かの議論はさておき、メタル系バンド出身の彼らしく、楽曲アレンジにおけるフックの効かせ方が非常に上手いんですよね。

また、メロディセンスも卓越しており、ブラックコンテンポラリーとカントリーミュージックのクロスオーバー的な立ち位置というものを、本作でついに確立したのではないでしょうか。

「Myself」という楽曲がその証左となりますので、ぜひ聴いてみてください。

僕はこれを聴いて、一瞬Michael Bubléの新曲かと思ったぐらいです。

最近流行りのチルい系のR&B的なアレンジですが、その手法が古いわけでもないし、かといって新しすぎるというわけでもない、、、絶妙なバランス感覚なんですね。

こういう曲が書けるようになってくると、もはや無敵の存在となってきます。

完全に余談ですが、Justin Bieberの「Be Alright」を聴いた時も、コイツは絶対売れまくるゾ、と確信した記憶があります。

その時の感覚と、、、何となく似ているんですよね。

また、面白いトピックとしては、本作には何とOzzy Osbourneが参加しています。

これにはOzzyの古いファンとしても、新鮮なサプライズでした。

同時に、楽曲そのものは違和感なく仕上がっていましたので、これは果たしてOzzyが凄いのか、それともPost Maloneが凄いのか、、、いやはや、長生きするとこんな面白い楽曲に出会えるんだなと音楽リスナーとしての幸せを噛み締めたところです。

どちらにしても、この最新作「Hollywoods’s Bleeding」は本国のみならず、世界各国で売れまくると思います。

恐らく今後、フェス仕様でBigroom的なRemixも出てくるでしょう。

それぐらい、Post Maloneの過去作に比べても、メロディとアレンジの良さが際立っているのです。

Hollywood's Bleeding

Hollywood's Bleeding

 

そして、実はその歌声も彼の魅力の1つであり、ぜひアルバムを通して聴いて頂けると、その実力の高さを確認することが出来ると思います。

え?Trap系はあんまり好きじゃないから、そんな時間はない?

ではせめて、、、「A Thousand Bad Times」「Circles」「Sunflower」の3曲はチェックをお願いします。

この辺はTrap系のアレンジも薄めですし、恐らくきっと、その歌詞の内容までチェックしたくなるぐらい、気に入ってもらえるのではないかと思います。

それから90年代R&B、、、SWVやElisha La'verne、Sybil、Des'reeなどを通過してきた人にとっては、絶妙な居心地の良さを感じてもらえるかもしれません。