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【日記】今すぐにでも、ライブハウスやクラブは臨時休業を検討してください。【新型肺炎】

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新型肺炎におきましては、すでに各種報道にもある通り、ここ1~2週間が勝負という認識が専門家から示されており、市井の我々もその脅威をじわじわと感じているところでございます。

何よりも国の根幹となる子供たちに対して、まずもって休校を要請したことについては、その発表の仕方や段取りに問題はあれど、集団感染前に判断したことは一定の評価があって然るべきでしょう。

政治とは理念であって、まず第一に子供を守るという理念が示されたことは端的に良かったと思います。

ただ、明確なエビデンスを待たずに押し通したことと、そもそもが政府の初期対応に遅れがあったのは事実ですから、それは3.11同様に、今後の国会等で検証されていくことになると思います。

 

早速本題に入りますが、既報の通り、大阪のライブハウスにて数名の感染が発覚いたしました。

当日の現場は100人規模のイベントであったと報道されていますが、これによりライブハウスのみならずクラブという狭い閉鎖的空間のリスクも顕在化されました。

僕がここで提言したところで状況は変わらないと思いますけど、、、ブログなのであえて好き勝手に言っておきたい。

 

今すぐにでも、ライブハウスやクラブは臨時休業を検討してください。

 

これはパチンコやボーリングなどの遊興施設全般にも言えることですが、例えば1つの店舗が休業したところで意味はありません。

なぜなら、近隣で営業している同種の店舗にお客が流れてしまうからです。

従って今回は、地域全体が問題意識を共有する必要があります。

 

利害関係にある者同士が足並みを揃える難しさは、僕自身も公私において嫌というほど味わっています。

しかし、法的な観点から見れば、感染してしまった方がお店やイベンターに対して民事の損害賠償を請求するケースも考えられます。(場合によっては、その逆も然り。)

そして、いざ感染源となった場合、お店に対する風評被害の影響も未知数です。

このリスクヘッジをどうするのか、それはまさに「損して得取れ」という松下幸之助の言葉にも集約されるのではないでしょうか。

 

 

とかく、人はディストピアなニュースに敏感で、日本においても有名人の薬物逮捕や不倫疑惑には常に注目が集まります。

僕は日本全体が大きなムラ社会だと思っていますので、専らそこに不思議はありません。

今回の新型肺炎についても、真相が分からないうちは、ネガティブな話題が先行すると思い、静かに様子を見ていました。

 

しかし騒動から1か月を経過しても、全貌が明らかにならず、むしろじわじわと感染が広がっている状況。

大部分が軽症であるという臨床データを以てしても、コロナウイルス全体のファクトチェック領域がまだまだ少ないという、由々しき現実が横たわっています。

 

 

この不安の連鎖を断ち切る方法において、臨時的な休業は選択肢の1つになり得ます。

特にライブハウスやクラブは、お店とお客の間に出演者という存在が欠かせません。

そこに感染が広がると、演目を組めなくなるどころか、営業そのものが成立しなくなります。

 

ウイルスの実態が掴めない今は、時間稼ぎをしなければなりません。

さらに効果的な予防法や新薬の登場、マスク及び消毒液の安定した供給など、明るいニュースを待つ必要があるからです。

(一斉休校やディズニーの休園なども、要は時間稼ぎですよね。)

 

いやいや、そんなの騒ぎ過ぎだ、という批判の声もあるでしょう。

強い感染性故に、もう手遅れだ、というあきらめの声もあるでしょう。

それでも、音楽カルチャーを支える店舗として、その経営理念を示せる良い機会です。

 

休業なんて簡単に言うな、という事業主(及びオーガナイザー)の声があるのも分かります。

中止や延期に至った場合の経済的損失も大きいです。

一口に臨時休業と言いましても、期間をどうするかという問題もあると思います。

しかしそれ以上に、この未知のウイルスとの戦いが簡単ではない、ということに今は尽きるのではないでしょうか。

 

 

(完全に余談ですが、政府が提示した雇用調整助成金は不正受給が多かったために、審査基準が厳しいことでも知られています。また、申請後は会計検査院の訪問調査対象になることもポイントの1つです。この辺が詳しく知りたい事業主の方には、微力ながらサポートいたします。)

 

 

有史以来、人類はウイルスに対して「克服」という言葉を使ってきました。

「克服」の意味は「努力して困難に打ち勝つこと」であります。

今まさに、官民挙げてその努力が試されているのではないかと思います。

 

事業主の皆様には、従業員及び出演者の健康と安全をいち早く確保して頂きますよう、重ねてお願いを申し上げます。

 

(参考)

新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために(厚生労働省発表資料)

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601720.pdf

・ これまでに国内で感染が明らかになった方のうちの8割の方は、他の人に感染させていません。

・一方、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テントなどでは、一人の感染者が複数に感染させた事例が報告されています。

・換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください。

・イベントを開催する方々は、風通しの悪い空間や、人が至近距離で会話する環境は、感染リスクが高いことから、その規模の大小にかかわらず、その開催の必要性について検討するとともに、開催する場合には、風通しの悪い空間をなるべく作らないなど、イベントの実施方法を工夫してください。